ワンコインクリーニング終了

2020年11月26日をもちまして、開業時より行ってきましたワンコインクリーニングを終了いたしました。

理由はワンコインクリーニングのページに書いていますが、一言でいうと「割に合わん」です。

ことの思いつきはサクラを開院する前に勤めていたところでの思いつきでした。
「歯ブラシや歯間ブラシ、フロスといった市販のモノだけでも口の中はだいぶサッパリする、それを感じて貰えば歯ブラシの楽しさを知って貰えるんじゃないか」
「『治療』しに歯科医院に行くと『いきなり削られるんじゃないか』と思って不安がる患者さんは一定数いる、というより説明少なく削る歯医者が一定数いる。だったら『治療』じゃなく『歯磨き』に行くんなら少なくともいきなり削られるという不安は減るだろう。その上でサクラの雰囲気を知って通いやすくなる扉とならないかな」

というコンセプトを思いつきました。
他にもやっているところあるんじゃないかとネットで検索したりしてみましたが、ほぼ存在しませんでした。

よし!じゃぁ!

 

金額設定や名称設定で、悩みました。

僕や衛生士を15~20分拘束するのにいくらだ?
使う道具の原価はたかがしれているので、やはり人件費ですよ。
たとえば保険診療がメインの歯科医院での計算では、基準は1人予約枠30分、保険点数平均500点(つまり売り上げ5000円)で考えます。
開業前の事業計画や、医療コンサルタントが集患や予約の取り方とかを説明する際にもこの基準です。

当然歯ブラシ如きに5000円はありえない。
僕だったらいくらだったらやってもらってもいいかな?という気になるか・・・?で500円としました。保険点数換算にすると50点ですよ。

これは他の先生方にその話をすると「ありえない格安」となります。

とはいえ、じゃぁ1000円だとしても、「歯磨き」に1000円出すか?というと・・・・・・「出さねぇよ」なのですよ。

だから、ワンコインクリーニングは啓蒙とサクラを知ってもらう、という二点で売り上げは二の次でした。

 

名称設定は、僕のセンスでは気の利いた名称が全然出てきません。出たとしていい年して若干中二病が入るような名称が出てくるくらい。

「サクラ歯科医院」の名称だって実際は「仮称・サクラ歯科医院」が、そのまま正式名称になったのですが、
500円ワンコインだから、「ワンコインクリーニング」も仮称が正式名称になってしまいました。これは僕の限界です。

ツイッターをやっていて(というか眺めていて)みんなよく妙ちくりんなハンドル名(アカウント名?)を思いつくなぁ、と感心しているくらいなので。

 

で。

その「ワンコインクリーニング」という何の捻りもない名称のおかげで、メディアに取り上げられやすくなったようです。

開業前の借入時に金融機関の人が「もう景気は上がっていきますよ」なんて言っていたのに、その後リーマンショックの影響で不況に突入。デフレになりました。

テレビや雑誌のメディアはこぞって100均の特集やワンコイン(500円)で食べられる絶品飯なんてのを取り上げていました。

なのでおそらくテレビの特集を制作する下請け会社が「ワンコイン」で検索したんでしょう、ウチの「ワンコインクリーニング」が検索にヒットして、取り上げられる、という流れのようです。推測ですが。

テレビに取り上げられると後追い雑誌メディアも取り上げて、認知度が上がっていきました。

 

が、そのメディアの取り上げられ度合いの割には、ワンコインクリーニングに殺到する、ということはありませんでした。

ちゃんと調べてはいないのですが、小金井市という片田舎ということ、予約をいちいちするということ、500円ということ、あたりでしょうかねぇ?

その後住民票の絡みで以前の住まいがあった大田区へ行き、ついでに住んでいた大森の街をうろついたとき、その一つの歯科医院がワンコインクリーニングをやり始めているじゃありませんか。
さて、大田区ではどうだったんでしょうかねぇ。

また、勘違いされたケースもありました。
千葉だったかな?にある「さくら歯科医院」さんの患者さんがそこの先生に「先生、テレビに出たの?」ということになってしまって、
「どういうこと?」と先生が困惑、その「さくら歯科医院」は小金井の「サクラ歯科医院」だった、
せっかくだからワンコインで歯肉マッサージサービスでもしようかな?
というブログを見つけました。

 

そんなワンコインクリーニングですが、幾人の常連さんはいらっしゃるのですが、先に言った「割に合わん」というところから終了とあいなりました。

とはいえこれからもサクラ歯科医院をよろしくお願いいたします。