改革

長女に引き続き次女と社会(日本史)の勉強をしています。
長女の時の失敗は、調べていくウチに僕が楽しくなってほとんど高校レベルの教科書を作っている感じになってしまったところ。昔はこうだったが最近の調査ではこうだった、とか、真偽不明の逸話とか、後の創作だったとかそういうのまで含めています。

そんな暴走したオレ教科書は次女の代にも僕が調べるのに役立っているのですが、内容が多岐にわたりすぎて長女にしても次女にしても受け入れるのは無理なわけです。

なので、今回は塾の教科書に触れられているキーワードを抽出するだけにして、それに少し補完するという感じで。

 

それはそれとして。

江戸時代は、いろいろな財政改革が行われています。

天和の治
正徳の治(新井白石)
享保の改革(徳川吉宗)
寛政の改革(松平定信)
天保の改革(水野忠邦)
安政の改革(阿部正弘)

高校の歴史の教科書にも出てきました。
で、改めて調べると、「天和の治」以外の改革はほぼ失敗しています。安政の改革は黒船来航という国難への対応なので財政改革ではないのですが、
正徳も享保も寛政も天保もだいたい貨幣改鋳したり、緊縮財政、倹約、増税。で効果がないか一揆が増えるか。

では、天和の治は誰の政治か、というと五代将軍徳川綱吉の前半なのですよ。後半に生類憐れみの令なんて悪法をさらに改悪しまくったために犬公方だとか後世のイメージが最悪になってしまいましたが、実は最近見直されつつある善政を敷いた将軍だったそうです。

ただ、ライバル?としての徳川光圀(水戸光圀)が後年、水戸黄門として民衆の架空ヒーローになっちゃったので相対的に将軍を悪い人扱いする形になってしまったというのもあるようですが。

しかし・・・・成功している改革が教科書に載らず、失敗した改革が教科書に載るわテストにも出るわ・・・・ってどういうこと?

 

ちなみに。
綱吉の天和の治が成功した証拠として「元禄文化」があります。このころ経済成長に伴う文化の発展があり、文学では松尾芭蕉や井原西鶴らが、戯曲として近松門左衛門が、美術では尾形光琳、円空、酒井田柿右衛門、尾形乾山らが、数学では関孝和、天文学で安井算哲(「天地明察」(冲方丁)、面白いよ)などなどが出てきます。

江戸時代のもう一つの文化は、後半の「化政文化」がありますが、これも十返舎一九や式亭三馬、頼山陽、良寛、与謝蕪村、小林一茶、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川豊国などが出てきます。
が、こっちは寛政の改革のケチケチ状態から賄賂大好き田沼派の水野忠成が老中になったことから反動で賄賂政治、財政破綻、幕政腐敗、綱紀の乱れと、末世的享楽的な文化だったそうです。やけっぱちですね。

共通として言えるのは倹約だ財政緊縮だしていると文化の醸成も起きない、ってことですね。いやはや。