ステータス、オープン!  なんちて

歯科診療は他の歯科医師と比べる必要はなく、患者さんに評価頂いた結果がその歯科医師の評価と考えていいんだと思うんだけど・・・・

 

でも、各々の処置に関してだいたいどのくらいのレベルにあるのか数値化というか偏差値というかゲーム脳的に言うとステータスというか、知りたい気がします。

患者さんで保険のFMC(いわゆる銀歯のこと)を、コレを入れたの40年くらい前よ~なんて言われて、全く問題がない状態で古いからやり直す必要なんかなく、むしろ下手に弄って新しくしても40年保ってくれるのか?と自分の腕をいぶかしむ。

どこを治療したのかパッと見ではわからないけど、確実に治療されているCR(コンポジットレジン、いわゆる『プラスチックを詰めます』ってヤツ)痕を見たりすると、なにこの巧さは!?と思う。

と思ったら、カルテ見返したら自分がやったCRだったりしたら「マジで?オレすげぇ!」と心の中で自分を褒める。

 

他院で1年前にセラミックを入れた、と診たら、金の無駄のような処置だったり、
「ここのかぶせモノの下に結構ヤバいむし歯があります」と初診の患者さんにX線写真を見せながら言うと「半年前に治療が終わったばかり」と言われたり。

 

治療そのものが唾棄すべき処置だったり。

 

僕ら歯科医師は、他の先生の治療の批判をあまりしないようにしています。暗黙の了解というか。
それはその時の状況がわからないから、ということもあります。
下手に批判して患者さんが激怒し、その歯科医院を訴える!とかになると、こっちも裁判所に赴き何が下手な治療だったのかを説明する必要が出て面倒とか。
そもそも人を批判するほど自分の治療は上手いのか?という天に唾するというか人を呪わば穴二つというか。

それでも、最低限、次の先生が「良くはないけどまぁこういうコトもあるよね」と擁護できるレベルの治療をして欲しいし、しているつもり。

なので、どうにも擁護出来そうにない治療痕を見ると、言葉を選びつつ(時に選べず)素直に「酷い治療だ」と言うときもあります。

 

そういう上手い治療もあれば下手な治療もある。案外と患者さんはわからない。口が上手いだけかもしれない。技術は最高なのに人格が酷い場合もあるかもしれない。

果たして自分は街の歯科医師としてどのレベルにいるのか?
上を見てもキリがないけど、下を見てもキリがない。

ゴッドハンドな処置を見ると溜め息出るし、
お前は歯科医師を名乗るな!という処置を見ると、ゴッドハンドへの溜め息と反対のベクトルで溜め息が出る。

僕の治療痕を見た次の先生はどっちの溜め息をつくのか、特に普通、とつかないのか。

下手な治療痕を見て、「こんなのでも潰れずやっていけるんなら、ウチは余裕だな」と下を見て安心しちゃいけないと思うけど、
ゴッドハンド治療痕を見ると、「どこまで研鑽すればこの域に至れるんだろう、というかそこまで必要?」とか思う。

 

自分の治療は決して下手ではないと断言できるけど、自分が断言しても正直意味がない。患者さんが「あそこは痛い」「治らない」「もう通いたくない」と判断したら、その患者さんからしたら僕は「下手」になるし。

 

当然、それは技術だけではなく患者さんへの対応力全般にもいえることです。

 

どうにも五里霧中な感じがして、何か道標が欲しい感じです。