歯科標語

歯を人生の中で少しずつ失ってきている患者さんが到達する言葉があります。

「これ以上抜かないで欲しい」

 

抜かないで済むなら抜かないし、しかしながら残した事によるデメリットが残すメリットを上回れば、例えばすぐ腫れるとか、作るべき義歯に邪魔とか、結局歯周病はその歯を中心に進んでいくことが確定しているとか、そういう感じならいっそ抜いた方が建設的だったりします。

が、失って咬める場所が無くなっていく恐怖と後悔、しかも抜けた後、放置していた事による残った歯のズレ。
それが理屈を超えた感情となって抜かれることを忌避するのです。

 

適切に処置しなかった理由は様々でしょうけど、この期に及んで「絶対に抜かないで残して」と懇請されても・・・・

 

口には出さないけど「タイムマシンで過去の口を蔑ろにした自分に会って説得してくれ」と思う。

そんなタイムマシンはないので、しみじみと僕の脳内に流れてくる言葉は

 

「後悔先に立たず」

 

なんかこう・・・・武田双雲氏とかの文字に圧倒的パワーを宿らせられる大書家にでっかい半紙にズバーンと書いてもらってサクラのエントランスにデカデカと貼りたい気分。

 

Web書道.comで書いてみた。

うーん・・・・パワーが足りないなぁ・・・・