自分が書かなくても喋れば同じ?

僕はブログには歯科ネタはあまり書きません。特にちゃんと誤解無く正しい知識を伝えなくてはいけないことは。
それをちゃんと調べて誰が見てもほぼ正しいと思えないと、歯科医師の沽券に関わるのです。
とはいえ、ここに書かなくても、いわゆるエビデンス的には怪しくても経験上、こうだろう、というコトは患者さんに言ったりします。

それが患者さんを介して広まったら?
自分では正しく言ったつもりでも患者さんが誤解して理解し、それを周囲に発信したら?

しかも、その発信媒体が昔は口伝えというか噂、今はSNS。

昔の噂が質が悪い、SNSが質が良いなんて誰も言えず、むしろ伝播速度は圧倒的に速い。

しかもその発信元がインフルエンサークラスやアルファブロガークラスだったら。

 

というのが、前にも書いたようにスマホでグーグル検索アプリを開くと検索ワードに応じた記事を拾って羅列するから、歯科ネタも多い。
歯科ネタも岩澤倫彦や若林健史先生らの書いた週刊ポストやプレジデント、東洋経済など、またその二次配信だけではなく、個人のアメーバブログから拾ってきたものまで。

岩澤倫彦も記事内容としてはやや微妙だけど、個人のブログなんてどこを信用すれば良いのか。

そのブロガーが歯科医院に通院して、セラミックを勧められた。それはいい。良い素材だしね。
ただ、保険の銀歯はアマルガムと言って、水銀が~・・・と記事が続いたときには「いつ時代の人間だよ?」と吹いてしまった。
それなりにフォロワーがいるアルファブロガーが、そういうこと書いちゃうのはちょっと困りもの。

ただ、どこで真偽が狂ったのかがわからない。ブロガーが間違って理解したのをドヤって書いたのもしれないし、担当医が自費を勧めるにあたって大仰に時代錯誤なコトを例に挙げたのかもしれない。単にブロガーの歯に昔々に爺ちゃん先生がアマルガムを充填したのを指摘しただけかもしれない。ブロガーがバズるために大げさに書いたのかもしれない。

 

となると、説明するコチラも単に患者個人やせいぜいそのご家族だけを対象範囲に説明するだけじゃなく、その向こうの誰ともしれないフォロワーも考慮してしゃべらないと??
いや、間違ったことは言う気は無いけど、先に書いたように情報が古いかもしれないし、逆に新しすぎて少々エビデンスに欠けるのかもしれない。また、単なる経験則の「個人の感想です」レベルかもしれない。
しかも、それを誤解なく真意を相手に伝えられるのか。

僕自身、当ブログに「業者さんがこう言っていた」というレベルのことも書いちゃうし、なかなか怖い話ではあります。