一昔前「IT」、最近「AI」

僕は年賀状を水墨画風で描きましたが、

子供達が年賀状を書くときに、使うかな?と線画モードを作っておきました。

これに自分で絵をクレパスとかで塗ればいいだろ。と。

で、長女が色を塗り塗りしていたのですが、割とすぐに飽きてきて
「ねーおとーさーん。塗るの面倒だから『インターネット』で色塗れない?」
と聞いてきたので「オマエハイッタイナニヲイッテイルンダ?」と思ってしまいました。

子供にとってインターネットは生まれたときから身近に存在する代物なのでか、パソコンとインターネットは同じようなモノなのかもしれません。

 

でもって、思うのが
現在僕は一つの肩書きとして「日本大学歯学部同窓会東京支部連合会保険委員」というのがあります。もっとも今年の6月をもって絶対に次の段階へ行かずに逃げようと固く誓っておりますが。

その次の段階とは「保険審査委員」というもので、診療報酬明細(レセプト)が正しく適切適正に書かれて提出されているのかを審査する方々です。
保険診療医療機関にとっては非常にありがたい感謝すべき方々で、頭の下がる思いなのですが、それを僕がやりたいか、使命感に燃えて世のため人のためやろう、と思うかは別問題。
ほぼ自分の仕事が出来ない1日を1週間潰されるのは、サクラ歯科医院にとっては死活問題なのです。つーか患者さん大迷惑だよ。

保険審査委員になりたくないのですが、そもそも前段階としての保険委員も詳しいこと聞かされないまま「日大」出身者は上の言うことには逆らえない習性があるため軽々しく受諾してしまった経緯があり、後で知って青ざめたのです。

そこで甘言を弄されます。

審査に『AI』がそろそろ導入される予定だから短時間になるよ」

 

???

建前上、保険医療というのは全国どこでも同一ルールが適用されるのですが、2年に一度の改正、4年に一度の大改正で、必ずと言っていいほど矛盾が生じます。その矛盾により持ち上がった問題を、後日「疑義解釈」というカタチでコレはOK、ソレはNGと詰めていくわけです。
また、実際は「地方ルール」と呼ばれる技官と呼ばれる方々の解釈でころころ変わってしまうのも暗黙の了解です。

全国どこでも同一ルールが適用されるんなら「人工知能」いらなくないか?

単にこういうルールではこう、ああいう時はそう、といった膨大なフローチャート、いわゆる「アルゴリズム」で充分なのだと思うのです。

それだってAIと言ってしまえばそうらしいのですが、人工知能、AIは、今現在の段階は、人によって定義づけされた指標を軸にビッグデータから情報を解析していく機械学習から、人が定義づけ指標を示さなくても自己解析、自己学習していくディープラーニングへと発展しています。

コンピュータの処理能力と莫大なビッグデータがソレを可能にしていっているワケで、囲碁で人にAIが勝ったとか、AIがあっさり新薬を開発したとか、
過去の棋譜データや定石、また相手方の棋譜データからのわずかな癖を読み取ったり、人間では見落とす程度の薬効と化学変化を見落とさないことから、そういう偉業がAIにより可能になったわけですが・・・・・

こう書いていて、なおのこと、保険請求のルールにAIとかそんなレベル必要ないよなぁ・・・・と思ってしまいます。
それとも、技官の個人的解釈をAIで解析するの?
・・・・やだなぁ・・・それ。

こちらのサイトでは、レセプト審査の効率化についてもう少し詳細に書かれています
ここでは、AIを活用して、というより「AIなり何なりの技術を使って~」という意見があるとのこと。
それはICTを活用したコンピュータチェックを指していると書かれています。
が、ICTとは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、従前の「IT」(Information Technology(情報技術)よりコミュニケーションを重視した言葉です。
コンピュータチェックにコミュニケーション必要??
まぁこちらのサイトによるとICTという単語は省庁が絡むプロジェクトによく使われるそうです。

 

たとえば検索している中でヒットしたページでは、

「広島大学は、人工知能(AI)を使って、数万人分の診療報酬明細書(レセプト)や健康診断結果など医療のビッグデータを解析し、県民が病気になるリスクの予測や最適な保健指導法を検討するシステムを開発すると発表した。

研究名は「自治体等保険者レセプトデータと健康情報等を基盤にAIを用いてリスク予測やターゲティングを行う保健指導システムの構築に関する研究開発」。日本医療研究開発機構(AMED)が公募した「AIを活用した保健指導システム研究推進事業」に採択された。3年後の実用化を目指しており、県内の市町などに導入し、病気の予防や医療費の抑制につなげたいとしている。」

とある。これはAIが活用されるというのは大いに腑に落ちる感じ。

 

また、介護のレセプト審査におけるページには

「富士通のAI技術「FUJITSU Human Centric AI Zinrai」に、これまでの適正なレセプトと指導・監督が必要とされたレセプトの双方を機械学習させる。介護保険法や政省令、過去の行政の判断なども覚えさせ、看過すべきでない請求を自動で洗い出す分析モデルを作るという。有効性が確立されて普及すれば、一連のプロセスに多くの労力を費やす時代を終わらせるイノベーションにつながる。」

とあり、これも腑に落ちました。

 

でも、AI使ってレセプトチェックの効率化を~とだけ言っているのは、「正確には違うんだけど流行言葉であるAIって単語を使えば、なんとなく理解できた感じになって納得させられて話がスムーズに進むんじゃない?」
って感じで使われているような気がしています。昔IT言っておけば何となくスゴいって雰囲気だった頃に似ているような。
AIやらIT業界やらの知識が浅い、またまだ保険委員という前段階の肩書きだから僕自身が間違ってるのかもしれませんが。

 

なのでどうも、IT(アイティー)をIT(イット)と言ったフィクサー気取りの某元総理が浮かんでしまいます。
もしくはパソコンを触ったことがないサイバーセキュリティー担当大臣とか。

 

あー、最近はAIで昔のモノクロ写真をカラー化できるそうですね。つまり長女の言葉が
「ねーおとーさーん。塗るの面倒だから『AI』活用して色塗れない?」
だったら正しい使い方だったか。
僕には無理だけども。

と思ったらAIを活用した自動着色サイトがありました。
そういう意味では「インターネットで色塗り」と言えなくもないか。

が、こちらのサイト(PAINTSCHAINER)では、

で、こうなりまりました。

(まぁ3人?の絵師という設定なのでもう少しマシな着色もあったけど。面白いから一番サイケなのを)

また、こちらのサイト(Style2Paints)では、

で、

とかとか。

いずれにせよ、萌え絵向けっぽいので、そうじゃない着色はこんなもんでしょうかね。

でも、サンプル線画で自動着色を見るとすごいです。
少なくとも僕は色彩センスはないので、人物画以外のにもステキ対応したり、こちらでの細かい色指定も出来るみたいなので上手く活用できたらいいなぁ。