右手と左手

新しく入ったスタッフの前でハンコを左手に持って捺印していたら、
「院長先生、左利きですか?」

へー、目ざといね、と思いながら「よくわかったね、僕は文字と箸は右手でそれ以外は左手だよ」と言ったら、その子は文字は右利き、箸は左利きなんだとか。

 

僕は元々完全左利きでした。が、親から
「文字は右利き用に作られているから右手で書けるようになりなさい。箸は『会食』で並んで食べるときに左手で持つと邪魔になるから右手で使えるようになりなさい」
と小学校低学年くらいの頃に矯正されました。
小学校低学年に『会食』て・・・。

 

だから一見右利きだけど、投げるとか蹴るとか掴むとか原始的な動きは左利きです。
治療の際、削るとかそういうのは右手だけど、歯を抜くために使う道具は両利き。ワイヤーを曲げたりするのも両利きです。

完全右利きの人は案外出来ないらしいのが、左手で消しゴムを使う。いちいち右手の鉛筆から消しゴムに持ち替えるようですね。僕は右手に鉛筆持ったまま左手で消しゴム。
だから、右手に鉛筆を、ノック式消しゴムを左手に持ちマークシート試験に臨むということをしていました。

よく言われるのが駅の改札で、左の尻ポケットにSuicaを入れた財布を入れているから、左手で財布を取り出して右にクロスさせてタッチするか、財布を右手に持ち替えてタッチします。

だから、右利きの人が左手首にアップルウォッチを付けてSuica利用する場合面倒なんじゃないのかなと思うのですが・・・。

あと、スマホにSuicaを入れて気づいたのが、だいたいレジって店員の右側に位置しているから、客側からはSuicaとかのICカード端末は左手側にある。僕は財布だろうとスマホだろうと左手で持つけど、右利きの人はどうするんだろう?

 

「そういうナンチャッテ両利きなんだよね」
と言うと、そのスタッフが
「そういうのを『クロスドミナンス』って言うんですよ」
と教えてくれた。

何ソレ、中二病をくすぐる名称。

Wikipediaによると、
「クロスドミナンス(cross-dominance)とは、箸は左手で使うが、筆記は右手でおこなうなど、用途によって使い勝手のいい手が違うことを指す。日本語では「交差利き」「分け利き」などと呼ばれることがあるが定着はしておらず、英語でそのまま呼ばれることのほうが多い。

用途によって使いやすい手が違うだけなので、両利きとは異なる。

先天的に左利きであった者が、右利きに矯正された、という例が2010年代の日本では(以前の時代の矯正の現状などから)多いと思われるが、他にも原因はさまざまである。

駅の改札やパソコンのマウスなど、世の中には右利きの人を念頭に設計されているものが多い。それらは左利きの人には利用しづらいが、かといって利用しないわけにはいかないものも存在する。そのような状況下で、しかたなく慣れない右手で利用し続けているうちに、だんだんと熟達し、ある特定の対象には、右手での利用の方が得意になっていくことがある。これもクロスドミナンスとなる例の一つである。」

だってさ。両利きではないらしい。

 

ではドミナンスってなに?と検索したら仮想通貨用語で割と出てくるようでそんな解説ページばっかりだったけど、占有率とか言うらしいので、
クロスドミナンスとは交差した占有率?だからアレは右手でコレは左手で、ということになるのかな?

 

でも、僕が知識不足だけなのかもしれないけど、「あー僕はクロスドミナンスだから。」って言って通じるかなぁ・・・。