もやもやふらふら

ここ2~3週間、わき上がる疑問というか問題にずっとふらふらもやもやして、ソレに対して答えがでない分、心の中で一喜一憂しイライラもしていたりしています。

 

患者さんが希望する歯科医院とは、
歯科医師の腕が良くて、性格も良くて、自分(患者)に合っていて、スタッフとかの雰囲気もよくて、家から近くて、予約が取りやすくて、次の予約も取りやすくて、時間も充分に割いて診療し、しかもいつ痛くなったり不具合がでてもすぐに診てくれる。
つまり「人気があるけど患者は少ない」という矛盾。
それ、経営やばくない?
(自費専門の歯科医院は人数少なくていいけどその分一人単位の時間枠が大きいので)

 

僕の腕や性格が良いかはわからん。誰かにとって良くても誰かにとっては悪いこともある、ある意味、相対性なので。
ただ、現時点でのサクラ歯科医院は予約が取りにくい状態になっていますし、次の予約も2~3週間後。
あまり次までの時間を長く空けたくない状況の患者さんは、隙間に無理矢理詰め込んだりしてしまう。
それが結果的に他の患者さんを圧迫することになるわけです。
僕(および副院長やスタッフ)の精神も圧迫しています。

 

予約の取り方に関しては、「完全予約制」「時間予約制」「ファストパス制」などいろいろあるようですが、
「完全予約制」とは、その患者さんに設けた時間枠を侵さない、それはつまり急な初診や急患を診ない、となるわけです。
その完全予約制についてネットで検索していたらある歯科コンサルタントのサイトがあり、そこが約月一ペースでブログを書かれていました。そこが検索で引っかかり、読んでいたらいちいち胸に突き刺さる・・・。

サクラの現状が当てはまるわけです。
そのブログでは「飛び込みの患者までなんでも受け入れる、そのような八方美人な診療スタイルでは、院長の体力の衰えとともに経営も衰えていく」と書かれていて、グサリ・・・。

気にはしていたコトなので、むしろそのことを突きつけたそのサイトに関心が高まり、他のブログエントリもじっくり読み込んでいました。

それが、もともとこの予約状況では良くないなと、もやもやしていた心を晴れやかに・・・・せずに更に別のもやもやが溜まっていくことになるのです。

結局、そのブログエントリでは「完全予約制」に移行せよ、ということになるのです。
急にアポなしで来る新患は、定着しにくい、また来なくなる、痛くなったら来る、という、そういう患者を八方美人に受け入れていたら「不便な患者に便利な歯科医院」に成り下がる。
だから、完全予約制であることを周知させ、既往の患者さんをじっくり短期間で診る、初診の予約はだいぶ先になる、遅刻や無キャンをさせないように教え込む。
そうすれば成功間違いなしだと。

そこで少し違和感が出てきます。
先生サイドの気持ち、スタッフサイドの気持ち、既往の患者さんサイドの気持ち、それぞれが合致すると思いますが、
すぐ離れるかもしれない、自分の都合でしか来ないかもしれない、
が、それは今までの経験則とこちらサイドの考え方であって、今現在痛い苦しいと言っている人の気持ちを無碍にしていい理由にはならない、と思います。
医師法にある「応召の義務」とか関係なく。
それが全くの初診の患者だけならまだしも、既往の患者さんが「痛い」と来ているのを無碍にできるの?
でもそれを受けることって「完全予約制」が破綻するよね。
そういうやりとりは、一方通行のブログではどうしようもなく、そのコンサルタントと直に話す際に考え方、答えのすり合わせが出来ると思うけども・・・

 

ただ、それ以外のエントリも読み進めていくと「~であるべきだ」的な断定口調が散見され、割と自信たっぷり。
もっとも、仕事に自信が無い発言・書き方しかしないコンサルが信頼を得られるとは到底思えないけど、
そこで次のもやもやが。

結局あまたあるコンサルの意見のどれが正しいの?
多分自信たっぷりのコンサルは、自己の意見を受け入れた歯科医院は「変化を恐れない柔軟思考の院長」とし、自己の意見を受け入れない歯科医院は「現状で満足し未来のビジョンが見えない固陋な院長」と考えちゃうんだろうなぁ、とそのブログを読んでいると感じてしまうのです。

 

また、Facebookで挟まってきた別の経営関連の広告では、予防を重視しているのか院長より衛生士の方が二倍の収益を上げていると書かれ、予約が三ヶ月待ちだと。

え?
三ヶ月待ちってソレでいいの? 自慢なの? 申し訳ないんじゃないの?
と、僕が仮にそのセミナーに参加してそのようになった場合、僕は笑顔が止まらないのか?
いやいや、三ヶ月待ちにさせてしまっていることにもやもやしそう。

 

ネット予約を勧める冊子だから当たり前だけど、ネット予約の良さを書き連ねるワケです。
現在、歯科助手をタウンワーク経由で募集中なのですが、
ここんところ求人の「電話」は一切無く、メールでの求人ばかりです。
そして今回は、求人募集をしておいて、面接を行う旨のメールを返信しても、その返信は無く、また○月○日○時にお願いしますとメールでやりとりしても、当日来ない。そんな人が異様に多い。

その事実を思うと、ネット予約ってやっぱり電話より簡単に予約できる反面、簡単に無キャンしそうだな、と確信を得てしまうのです。
そういうのってどうするんだろう?

 

結局、経営者ってのは、多数の意見を受け入れ咀嚼する柔軟さが必要で、かつ、それだけではなく、それは所詮他人の意見であり、その意見にふらふらすることなく、自分の置かれた環境状況を鑑みて意見の取捨選択を行い、それに対して自分が信じ、責任を負う、という覚悟が必要なんだろうなぁと。

そこで、ふと頭の中に「自分軸」という単語が浮かびました。
僕としては「自分軸」というのは僕が作った言葉、だったつもりだったんだけど、試しに「自分軸」で検索すると全然オリジナル造語ではなかった。
いろんな意見の自分軸の見つけ方、作り方ってのが出てきます。サイトも、本も。

その数の多さに、自分軸がぶれまくりそう。

 

だから、audibleなどもだけど、自己啓発系の本は一切読まないようにしています。信用してないのではなく、何が正しいのかわかんなくなるから。

 

・・・意見を受け入れる器が小さいとも言えるか?