筆談

聾者の方が来院されると、筆談になります。読唇術が出来る方は前を向いてゆっくりしゃべると大丈夫らしいのですが。
手話とか気になりますが、ちょっとかじった程度で専門的な話をわかりやすくかみ砕いてかつ、手話に変換するとか出来るとは思えない。

なので筆談なのですが、最大に困ることが。

 

字が汚い。

 

一応、僕は小学生の頃は硬筆で県の入選までいったことあるんですよ。毎年学校から選ばれる常連でした。
まぁ・・・大学生の頃に実家でその硬筆で書いたヤツを見て、「なんでこれが上手として選ばれていたんだろう?」と思うくらい下手でしたけど。

そして、そんな30年以上前のカビの生えた実績なんて何にも意味が無いよ、というくらいに、下手です。

 

そして、僕は健常な患者さんに説明するときしゃべりまくります、絵も描きまくります。
それと同じレベルで聾者の患者さんへも説明したいのです。
だから、筆談もすさまじく口語体で書きます。無駄書きもたくさんやります。僕のしゃべるスピードは速めです。それと同じく書きます。

だから・・・・ただでさえ下手な字が、さらに読みづらい字になり、たまに気づいて「字、読めます?」と書いて確認するくらいです・・・。

スタッフも横で読みづらい字をどんどん羅列していく紙を見て、苦笑しています。

なので、スタッフから「ノートパソコンとかキーボードで書いたらどうですか?」と言われたことあります。
スマホのフリック入力出来ない僕への配慮でしょうか?キーボードというのは。
(ちなみに僕のスマホの入力はmazec3という手書き入力です)

だったら、ポメラいいかも。と思いました。テキスト入力オンリーデバイスです。

が、絵を描きたい時に面倒くさい。
しかも、僕の筆談は、文字を書きながら、絵を描いて、絵の一部分に丸で囲んでまた文字の方へ線を引っ張り、そこからまた説明文を書く。
さらに説明の過程で単語にアンダーラインを引いて、絵の一部分に矢印を引っ張っていく。そしてまた説明文を書く。

なので、文字入力を含めてそこまでフレキシビリティに富んだデバイスがあるのでしょうか?

ちなみにこんな感じです。

こんな汚い手書きを自動で正しいテキストに変換してくれて、絵も同時に描ける、線も引っ張れる、しかもpdfデータなりで残せる、そんなデジタルデバイスがあったら非常にありがたいんですけどね。
上記mazec3のメーカーがMetaMojiNoteというアプリを提供して、比較的利用目的に近そうなのですが、まだかなぁ・・・・

 

ところで、聾者の予約ですが、ネット予約が出来るクリニックはまだしもウチみたいに電話予約だけの場合、以前はFAXを受けたりしていましたが、数年前に、患者さんが電話リレーサービスを活用されて予約されていました。

違う人が予約の電話をかけてきて、こちらが話すと、少し待たされてその間、カタカタ音がかすかに聞こえるので、気になってどういう仕組みなのか聞いたら、聾者がLINEを利用して内容を僕に伝えて、僕の言葉をLINEで送信してやりとりしているとのこと。
もっとも上記リンク先を見るとそこは最近LINEやSkypeでのサービスが終了になり、専用システムを利用するようになったらしいのですが。

また、総務省もテキストを音声に、音声をテキストに変換するアプリを提供しているようですね。

 

とまぁ予約システムについてはそういうやり方でまだまだ迂遠ながらも以前に比べればやりやすくなっているような気もしますが、実際の説明において字の汚さをどうにかしないと、予約して来院しても、下手な字を解読する苦労という更なる障壁が・・・・。