特別展 人体 神秘への挑戦

季節外れの寒さと雨、ところにより雪という状況の中、せっかくの休みをいつもと同じ時間に起きて、
子供達が学校に行くために出かける時間より少し遅く家を出て、向かう先は上野国立科学博物館。

特別展 人体 神秘への挑戦

を見に行きました。
天候も悪いしそんなに混んでないんじゃ無い?
と思いきや、確かに人体展は9時開始で僕らが着いたのは9時20分で、入場まで20分待ちというところでしたが、なんか向こうに見える上野動物園?はすんごい列。
結局、こっちも後で公式サイトにある混雑状況を示すページでは昼過ぎには入場まで1時間待ちという状況だったみたい。

なんとか館内に入ると、わかってはいたけど8割方撮影禁止。

貴重な資料もあるし、のべつ幕無しに撮影OKにしたらどんだけ渋滞することか・・・・・なんだけど・・・・
後で買った公式本に展示されているほとんどが載っているし、映像ビデオに関してはNHKスペシャルで放映されている内容だけど・・・・

やっぱり撮影したかった・・・・っっ

ダ・ヴィンチの「解剖手稿」や、精緻きわまるヴェサリウスの「ファブリカ」、1体作るのに200体以上の死体が必要だった高価な高価な人体ワックスモデル、その安価版で日本に4体しか残ってないうちの2体である張り子模型(紙粘土製)キンストレーキ、こんなんで見えるの?というレーウェンフックのお手製顕微鏡などなど・・・・余すところなく撮影したかった・・・

 

ファブリカの絵なんて身体の皮や筋肉がひん剥かれている状況でのポージングや何故か背景にパドヴァの田園風景・・・・比率的に進撃の巨人かな?

ワックスモデルはワックスのくせに精巧だし。防腐技術の無かった時代だから故のワックスモデルだけど1体作るのに200体以上の死体だよ。4日くらいしか死体持たないらしいから、たぶん腐るギリギリまで観察していたと思うと、身体に匂い染みこんでるんだろうなぁ・・・・
でも、右腕が上腕で切断されているけど、切断面もちゃんと骨や筋肉が作られてる。

紙粘土でここまで作るか!?というくらいのキンストレーキ、
男性は筋肉が、特にケツの筋肉きゅっと締まっていて、でもケツの穴も見えているぜ、なんて部位は公式本には載ってないし、
女性の乳房を見ると、男性のおっぱいに対する憧憬が消滅しちゃうぜ。豊胸かな?ってくらい大胸筋の上に脂肪や乳腺が乗っかってるだけだしね。

 

音声ガイドを借りて進んだんだけど、メインのナレーションはプロの声優・ナレーターの安井邦彦氏、スペシャルゲストは小島瑠璃子さん。
こじるりはキャスターとしても活躍しているらしいけど(よくしらない)、プロのナレーターと比較すると音声ガイドレベルのスピーカーということもあって少し聞き取りづらかった。
プロのナレーター(や声優)によるaudibleを1.5倍速で聞いているとイヤホンやスピーカーの質にも左右されるけど、そんな早口でも充分聞き取れるんですよ。
たぶんこじるりの声をあの音声ガイドのスピーカーで1.5倍速になるとたぶんかなり辛いはず。

 

リカちゃん展もだったけど、基本主催者側の都合、スペースの都合、フラッシュ禁止なのをオート撮影でフラッシュを炊いてしまう無知な客のせい、とかで撮影NGだけど、でもSNSなどでの投稿で拡散して欲しい思惑なのか、部分的に撮影OK。
なんかあざとい。しっかりハッシュタグっての?「♯」マークがあるしね。

撮影OKエリアは、NHKスペシャルで使われたレゴブロックタモリとか、子宮モデルとか、

 

人体の臓器が互いにネットワークしているというモデルの部屋、

 

ラットの電子顕微鏡?撮影にイメージで色づけした写真エリア。

とまぁ、撮影禁止エリアの最初の8割で、10時前入場して撮影OKエリアに到着したのは12時過ぎ。2時間も延々と歩いたのでした。
だから、その5割進んだあたりからうちの5歳の三女は飽きてたし、次第に周囲でも泣き声が増えてました。
かと思うと4月から5年生の長女は飽きずに見ていたし、中にはメモ帳に展示された標本をデッサンしている小学高学年らしき男子も。

 

もうだいぶ昔の記憶なので定かでは無いのですが、昔のプラスティネーション、本物の人体を樹脂を封入して置換する、ほぼリアル人体で、ただ、中国人の犯罪者の死体を使ったとか、果たしてその妊婦の死体は本当に犯罪者だったのかとか、死体を晒すということの人権上の問題は、展示の仕方が学術的とは言えないとか批判が多く、なくなってしまいました。
でもリアル。

そういうのを使えない今回の人体展はどうなんだろう、最新映像とかで・・・なのかな、と思っていたのですが、
神秘への挑戦というテーマ、まだ腑分けがタブー視されている中で探求したレオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、身体の仕組み、成り立ち、それに伴う論争など、そして今のX線写真、CTやMRIという断層撮影、更に8K画像だから出来た精細な映像、
人体という謎を探求してきた歴史と未来がわかりやすく展示してありました。気づいたら2時間ですもん。
ダ・ヴィンチや、ヴェサリウスなど道具や機器が未発達時代に探求した偉人達が、今の技術で見られると知ったら今の時代に生きてないことを地団駄踏んで悔しがっただろうなぁ。

 

そして、展示された標本の多くが提供元に「日本歯科大学」が。そこ出身である妻は「何故歯科大学で腎臓とかの標本が?」と言っていましたが、僕の後ろを歩いていた男性も「歯科大学にこの標本、関係なくない?」と言っていました。
なんでだろ? 趣味?

 

ところで、僕はどうしてもマンガ脳なので、先のヴェサリウスのファブリカの絵を見て「進撃の巨人」かな?と思っちゃったし、
そのヴェサリウスというと最初に浮かんだのがガンダムSEEDのザフト軍ラウ・ル・クルーゼ隊旗艦のヴェサリウスだし、
骨の数は成人で約200個というのを見て「高校鉄拳伝タフ」(猿渡哲也、集英社)でサブミッションの達人が「1年は365日、体温は36.5度、人の骨は365本」とか言いながら主人公に関節技しかけてたっけ、アレ嘘だったんだなぁ」とか、
鳥にしても人にしても魚にしても、腕に相当する基本パーツは変わらない、という肩甲骨から手腕にかけての骨格標本を見ながら「エアギア」(大暮維人、講談社)の「肩甲骨は羽の名残」とか言ってたのも嘘だったんだなぁ・・・当たり前かとか、
動物は、その一生における心臓の鼓動は全部でだいたい20億回らしいというナレーションやネズミの心拍数、カメの心拍数、ゾウの心拍数が展示されているところで、「天上天下」(大暮維人、集英社)で書いてあること、正しかったんだなぁ・・・が、だから、高柳光臣が心拍数が早いから絶対的な力を手に入れている代わりに早く死ぬ、となるとは思えないけど・・・とか、
腕に繋がる神経が第5頸椎あたりから肩に沿って伸びているのを見て、剣などを使ったマンガで割と簡単に鎖骨あたりまで切られて、割と平然としていたり、さくっと治ったりしているけど、神経切られたらヤバいんじゃないの? とか、
ということばっかり浮かんでしまうのでした。

 

お土産販売コーナーでは・・・・

 


はもちろん、歯医者なので、
  
あと、僕は

子供達には
 

そして次女が選んだ(促して選ばせた)のは、目玉!

 

実はカワイイ

 

と、へとへとになりながら帰宅しました。

祝日とは言え雨で寒いし、一部で雪降ってたし。でもこれだけの人。
週末は天気も良いし、桜も多少見頃だろうし、そしてGW中はすごい行列だろうなぁ・・・・