歯医者の選び方

引っ越しの季節です。
そこで僕ら側に聞かれるのは、
「○○に引っ越すんですが良い歯医者知りませんか?」
範囲広いなぁ・・・・。
小金井市に引っ越しますっても、こんな小さい市でも通うとなると遠距離になる場合もあるし、
あげく、その○○が県だとすると、引っ越し先と勧めた歯医者が近いって確率ってどれくらいだ?
そもそも都合良く知らないし、知っていたとしても勧められるかはまた別。

 

というわけで、中立を装いつつ独断と偏見で、歯科医院の選び方を書いてみます。これは普段から上記のように患者さんから聞かれると言ってることです。

まず、情報源。
近隣の歯医者のホームページ。
これは僕は自分で書いているのである程度考え方が透けてくるかと思いますが、ほとんどが業者なので、文章は先生が考えているというのもあるとは思いますが、業者任せだとテンプレ文章なのでホームページを見ただけでは、その歯医者がどうなのかさっぱりわかりません。何をやっているとか診療時間とかの情報以外はほとんど参考程度です。
地方に行くとホームページのない歯科医院なんてたくさんあります。都内でもだけど。
先生やスタッフのブログとかで人柄が少しわかるかもしれません。(僕はどうなんでしょうね・・・・)
医療専門のホームページ作成業者いわく、先生やスタッフの顔写真を載せろ、と言われています。先生の顔をみて判断する場合も大いにあるようですよ。

 

ネットの口コミサイト。
まったくもって参考程度です。最近はネット広告の規制が強くなったので、いかにも第三者を装うような広告は出来なくなりました。
が、それでも某サイトは開院直後から口コミが書かれて、しかも開院直後なのに何年も通っているような文章になっていたりというのもありました。サクラにしてももう少し精査しようよ・・・。
以前、某業者から電話があり、「先生の歯科医院に寄せられた患者さんのお言葉をデンターネット等の口コミサイトに書き込む代行をします。」だって。
「それってステマとかヤラセとかそんなんじゃないんですか?」と聞いたら「いやまぁ・・・」と口を濁されました。ダメでしょ。
そんな業者も跋扈しているのがネットの世界です。

 

リアルな口コミ。
何かで知り合ったお友達に、どこの歯医者がいいか聞いて○○デンタルクリニックを勧められた。
ネットの口コミより信頼できると思います。
が、たとえば美容室で、美容師とおしゃべりしたい性格の人が、そこの美容室を勧めて、勧められた人は黙ってカットしてもらいたい人だったらまったくもって合いません。
腕はいいけど説明は必要最低限な寡黙な先生、腕は十人並みだけどコミュニケーション豊かな先生など、合う合わないがあるので、
僕は患者さんには、「出来たら自分(患者さん)と性格の近いお友達が勧める歯科医院だと外れが少ないと思います」と言っています。

ただ、引っ越したばかりで知り合いとか友達とかいないよ。という場合は、良さそうな歯科医院にあたりをつけて、その近所の古い個人経営の調剤薬局で噂を聞く、という手段があったりします。
僕も知らなかったんですが、薬局は意外と医科、歯科問わずクリニックの情報交換の場らしいです。

困るのが、じゃぁその歯科医院に行こうと決めても、そこの歯科医院には複数の先生がいる場合。
口コミで勧められた先生が誰なのか?
院長が一番、とは限りません・・・・なので、どの先生かも聞いておくとよいかと思います。

ちなみに、複数の歯科医師がいる歯科医院は、担当医制と非担当医制にわかれます。
非担当医制でも、毎回とか週によって先生が替わるところと、院長が一応診て、実際の処置を各先生に指示だしして振り分けるところなどがあります。非担当医制のところに勤めたこと無いのであまりよくわかりませんけど。

 

では、いつ行くか。
これは絶対に、痛くない時期に受診すべきです。
患者さん側に選択権がある状況でないといろいろマズい。検査や掃除目的で受診して、生で先生を見て説明を受け、納得がいけば当日、ないしは次回以降に治療を受ければいいし、納得いかなければ「考えます」とか言って次回の予約を取らなければいい。
そこで僕ら側から言わせてもらうと、予約を取って、来院しないってのが非常に困るので、だったら予約を取らないで欲しい。ちょっと気まずさがありますけどね・・・。

痛くなってからだと、とりあえずその日に受け入れてくれる歯科医院に飛び込むしかないし、痛いという状況は患者さん側に選択権が無いに等しい。
とりあえず治療をしてもらって、そこから考える、でもいいんですけど、もしかしたら抜歯しないで何とかなったかもしれないのに、また神経取らないですんだかもしれないのに、抜歯した神経取った、となると後で考える、じゃ遅いのです。
じゃあ抜歯した、神経取った先生が必ずしもヤブかというとそうではなく、「痛いから」抜歯した、神経取った、となるのです。言い訳するとこっち側も痛いと訴える急患に対応するには情報量も時間も余裕が少ないのです。

だから、痛くない時期に歯科医院を選定すべきなのです。

 

最後に。
治療途中で引っ越しなどになって通っていた歯科医院に行けなくなった場合。
出来るだけ早く新しい歯科医院を選んでください。途中放置はかなり悪化する確率が高いです。
そして、出来たらでかまいませんので、通っていた歯科医院に「引っ越しで行けなくなった」とひと言連絡してあげてください。
なぜ来なくなったのか、自分の治療がまずかったのか、言動がまずかったのか、気になりまくるので・・・。
実際に嫌になって行かなくなった場合はまぁ・・・・・・・。
(あのお前の言動が気に入らないからもう行かない、と言われると僕らはそれが反省材料にもなりますし謝罪も出来るので本当はありがたいのですが、数日凹みます・・・・・いやいやクレームはサービス向上の一助と言いますし。そもそもクレームじゃないし。)