道具が便利になると人は退化する

道具が便利になると人は退化する」なんて文字列で検索してもグーグルは賢く、同様の警鐘をならすページがずらっと出てくる。グーグル先生賢いなぁ。

・・・という便利さを喜んでいる時点でまさに人の退化を感じざるを得ませんが。

サクラ歯科医院にも治療に際し、地味に便利な器具をちょこちょこ取りそろえています。
友人に勧められたもの、材料屋が紹介して便利そうだと注文したもの、とか。

 

先日も、残根(ざんこん)、という使えない根っこだけになった歯を抜いたのですが、それを抜くのに最近重宝している、数ヶ月前に買った器具があって、
その日は結果的に三連続の残根抜歯だったので、三人目にはその器具が滅菌中で使えないときた。
わかっていたので、使えないのは使えないし、その器具がなかった時だって抜いていたんだから問題ないさ~・・・・

と思いきや、この数ヶ月、頼っていたんだねぇ・・・抜くのたどたどしくなってしまったように感じました。
実は無かった時からそんなモンだったのか、無かった時に抜いていたときより下手になったのかハッキリしませんが、
やっぱりその時に「道具に頼りすぎると人は退化するねぇ・・・」と感じました。

実際、サバイバル的に火を熾せと言われても出来ないしね。

 

じゃぁってんで、道具に頼らない治療が、歯科医師の「人」としての退化を防いだとしても、やはりふた昔前の治療でいいのか、というと患者さんにとっては迷惑になる可能性が高い。
道具を使いこなしてこそ人の進化だ、と言い訳のように嘯くつもりもないけれど、現状コチラも患者さんにも有益になる道具は使いこなさないとね。
昔の治療法が悪いとも言いません。その当時の名医が、今の道具や薬を使う僕より劣っているとは全く思いませんので。
ただ、足りない能力は道具で補わないと。

でも、道具を取り上げられると何も出来なくなる歯科医師にはなりたくないなぁ・・・・。

 

 

 

 

道具を潤沢に揃えるの、お金かかっちゃうしね。