東京農工大学科学博物館-繊維機械展示室-1-

企画展「馬と獣医学」を見た後、トイレに寄ったら奥に置き看板が。

繊維機械展示室

常設展みたいなモノなのかな?
と勝手に入っていいのかよくわからないまま入りました。

何かよくわからないけど、大仰な機械が奥にあり、手前は木製の機械が。

どうやら機織りっぽい。

奥の方に機械を修理?整備?している作業着姿の人がいて、その人が僕らに気づいたら、奥の方に人を呼び、その人が近づいてきました。
ボランティアの方でこれら機械を解説してくれる人でした。

 

そして知る、機械の発展とアナログの限界のなさとそれを実現する発明者の変態的能力を。

 

まず、材料となる絹糸(生糸)。その絹はカイコの繭。
質問して今更知ったんだけど、カイコの繭って1本の糸だったんだね。
「口から出すから」
と言われてそりゃそーだと納得。

通常、硬いカイコの繭をお湯で煮て軟らかくなったところを刷毛でコショコショして始まりの糸を探して、糸が始まる(日本語変でスイマセン)。
その糸は細いため5~6個の繭からでた糸を纏めて紡いて絹糸として作るわけですが、繭1個で600m~1500mくらいあるそうですよ(桑の葉など栄養源によるらしい)。
そして始まりの糸はあまり質が良くないし、5~6個が同じ長さなわけでもないので、最後の方は束ねた糸が細くなっていく。
そしたらまた繭を追加して一定の太さで紡いでいくらしいです。

  

この機械、全自動化!
自動繰糸機というようです(たぶん「じどうそうしき」と読むんだろうけど、漢字変換「自動葬式」になってしまう。それはそれで気になるな)

繭を刷毛でコショコショするのも、その繭を所定の位置に持って行くのも、繭を5~6個束ねて糸として紡いでいくのも、束ねた糸が細くなっていくことが判ると繭を追加することも、全て!

この展示室、たまに目の前で動かすらしいですが、今日はたまたま立ち寄ってたまたま教えていただいたので話を聞けただけでも貴重だったんですが、でも話だけではイマイチ理解が頼りない。

でも、ギヤの枚数や、チェーンの長さ?やカムの動きとかアナログでタイミングを計って動かしている。
糸が細くなったなぁと、どこで感じるかは、円盤形のガラス板を重ねて糸を通して、そのガラス板の摩擦の感じ方で糸が細くなってきたことを判別するとか!

真ん中の薄い水色の丸いのがガラス板

なんでそんな発想に至った!?

今だったら、なんだか仕組みは判らないけどカメラとかセンサーとかをICチップで制御して動かしているんじゃない?
で済むところが、そんなモノが一切ない時代に全自動。
どれだけの発想力と試行錯誤の結果なんだコレ!?

ありがたいことに公式動画がありました。

ちなみに、この機械、日産自動車株式会社。
トヨタ自動車は、豊田織機があって・・・というのは何となく知っていましたが、日産もこういう機械やってたんですね。
しかも日産自動車株式会社の名称のまま。日産織機とかなんか自動車じゃない子会社とかセクションじゃなくて。こういうのもブランド的経営戦略なんでしょうかね?

 

そして出来た糸を使って布地を作るわけですが・・・