中国三大奇書

とかいって。
一般的には「水滸伝」「三国志演義」「西遊記」を指すらしいのですが、「封神演義」が入っていたり、「三国志演義」は入らないと言われていたり、「金瓶梅」が入ってみたり、四大奇書になってみたりとワケわからんすぎ。

では、読んでみよう。と言っても作者、訳者、編者?によって様々すぎて、しかもたいがい後書きとかに原書すらも○○版とか○○編とか、三国志演義は講談だから更にぐちゃぐちゃらしいこと書いてあったりするので、どれが近いのやら。という始末。

 

「三国志」と言えばやはり横山光輝氏の三国志が知名度があるでしょうか。小学校だか中学校だかの図書館で読みました。顔が同じすぎて分かりづらいです。その後吉川英治氏の三国志を読み、この二つは劉備玄徳があの時代に名を残せるとは思えないくらいの善人というかバカというか、そんな感想。劉備玄徳を徳の人にするあまり諸葛亮孔明の悪い意味での苦労人っぷりが可哀想で・・・。

そんなわけで、北方謙三氏の三国志は、劉備玄徳側を主人公サイドとしてはいるものの、徳の人という名声を武器にするというあくどさがなかなか腑に落ちます。
また、戦いの人数もそこそこリアル・・・かな?
横山三国志や吉川三国志はちょっとした戦いでも1万人対1万人とか、10万人対20万人で戦ったあと更に40~50万人動員できたりするし。100万人対100万人も割と頻発。まさに屍山血河。腐敗が進み疫病蔓延か、もしくは土地が豊かになってしまうか?

それに比べると北方三国志は、万対万も割と少なく最後の方で数十万対数十万の戦いがあるくらい。

 

とかいいながら。
そういう「水滸伝」を読んでみようと北方謙三版「水滸伝」を読むとすんげぇ面白いんだけど、後書き(文庫版解説)を読んで愕然。原書と全然違うとか。水滸伝をベースにキューバ革命を書きたかったらしい。っておい。
志に生き志に行動し志に死んでいく。一言で書くとそれだけ。
じゃぁ原書に近い水滸伝を読もうと思っても、その文庫版解説を読むとなんか面白くないらしい・・・・と書かれると読む気が起きない・・・
北方水滸伝の続編の「楊令伝」に至っては本来の水滸伝全く関係ないオリジナルらしいし。こっちは途中で中断中。

 

「封神演義」は、というと安能努氏の封神演義を読みましたが、どうやらこれも結構異なるというか間違いが多いらしい。というか仙人だって時々人を殺したくなる欲が高まるから下界の戦争を利用して人殺しして欲を満たそうぜ!ってのが下地にあるのはなんじゃそりゃ。
じゃぁってんでマンガの藤崎竜氏の「封神演義」は、これももう藤崎節炸裂の理系マンガで、さすがにこれをして「これが封神演義だ」とは口が裂けても言えないね。

 

「西遊記」は・・・・困ったことに絵本でしか知らない。絵本は短くするためにいろいろ割愛しているから絵本によってかなり異なるし。やはり夏目雅子、堺正章の西遊記を見るしか無いのか?